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『銀魂’』 おっさんの家庭事情はハード、ハートはソフト2011.08.30 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ最大の敵、江戸警察庁の長官である松平片栗虎の家庭に、あろうことか桂が。
家政婦に変装していても、誰が見たって桂です。
そんな潜入活動者に、松平のとっつぁんは背中を見せてパンツ洗ってますが。
なんでも娘が洗濯物をいっしょにすると嫌うので、自分で洗うんだそうで。
食事もほとんど別。娘の栗子ちゃんは気立てのいい子ですが、父親だけは嫌っている?
桂、いや家政婦のエヅラ子は、そんな家庭事情が気になって深入りすることに。
明日は友だちが大江戸ヒルズで誕生パーティを開いてくれると喜ぶ栗子は、エヅラ子も招待。
この誘いを、癖になってしまったドアの影ポーズで聞いたエヅラ子は、行くことにします。
「俺は行かねぇよ」と言う松平に、怪しい家政婦は「それでも父親ですか!」と責めますが。
とっつぁんは背中ごしに、「父親なんて給料いれれば不用のもんさ」などと自虐めいたセリフを。
仕方なく当日ヒルズのパーティ会場に来たエヅラ子は、ドア半分にタキシード姿の絵を描いてます。
この不審者に引きまくりながら応対する受付嬢は、正装が違いますと指摘。
こんどはドレス姿の絵でエヅラ子が応じた時、松平の部下で招待されていた中崎が間に入りました。
栗子ちゃんも二人の姿を見て喜んで駆け寄りましたが、そのとき会場のシャッターが自動閉鎖。
いや、会場だけでなくビルすべての防災シャッターが、凄い勢いでどんどん閉まっていきます。
パニックになる会場参加者や栗子の前に、銃器を手にしたテロリスト集団が出現。
ターゲットに松平長官を指名したテロ集団は、仲間の釈放も要求し、参加者を人質に脅迫しました。
ビルは土方と山崎のひきいる真選組と警察が包囲。
緊迫した交渉が始まります。
いっぽう、テロ集団の占拠したビルから脱出したエヅラ子と中崎は、松平に連絡をとりますが。
とっつぁんは、なぜかそのビルの10階でトイレに入ってました。
それを見つけたテロリスト二人を片付け、やはりトイレに来た男のエレベーターに乗って上へ。
桂は、江戸一番のからくり師が作ったという探知機でビル内の状況を松平に教えてサポートします。
ダ〇ハードみたいな展開ですが、松平は水道管の破壊でトイレに来るテロ集団を片っ端から始末。
その背中は、もう自分のパンツを洗う小さなそれではなく江戸の破壊神としての強大なものに。
松平は、ついに最上階のテロ集団リーダーと対峙します。
しかし、相手は栗子ちゃんを人質に。
が、娘を盾にされても、引き下がる男じゃないのがとっつぁん。
「江戸のくそ親父」として、怒りの鉄拳制裁でリーダーを倒しました。
栗子ちゃんは気絶していたので、せっかくの父親の活躍は知らないまま。
しかし桂の正体は知られました。
変装をとった桂は、しかし松平の命令で中崎が逃がすことに。
最後に「今度は拳骨じゃすまねぇぞ、桂」「望むところだ」というやりとりがナイス。
「松平片栗虎・・・・・・。相手にとって不足なし」という桂のセリフも良い。
このセリフは、吐くほうも言われる相手も、ひとかどの人物だからこそ。
桂のおせっかいと活躍、松平の凄腕と若本節で、見ものの回でした。
そうそう、ラストの似顔絵パンツも。ほんとはお互いわかりあえる親子なんだ。
でも、万事屋は全面休業だったけど(笑)。
そのぶん、次回は9月になってからのホラー話で見せるみたいです。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第33回「徳川の嫁」2011.08.28 Sunday
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江戸の鬼とまで前回のサブタイトルにかかれた大姥局は、今回が本領発揮です。
「ぜひとも男子を」と、江に連呼するのはもちろん、床にまいた豆を箱に入れる特訓(?)までも指導。
息切れした江は、「あの者は何なのですか」と秀忠に苦情を言いますが。
秀忠は、しゃべりたそうにしている侍女ジャーナリストのサキに解説をうながしました。
サキの調査によると、大姥局はもと今川義元につかえた家臣の娘。
少年時代の家康が今川家の人質だったころからの顔見知りだそうです。
江戸入りにあたって、秀忠の乳母としてだけでなく、奥の取締役としても招いたよう。
そんなベテランソルジャー・・・ではなくキャリアウーマンの局は、江の関心にもひと言。
さかんに京や大坂の情勢を秀忠に聞く江の姿勢が、豊臣よりと思えたのか、怖い顔で言いました。
「豊臣、豊臣と未練がましい。徳川に嫁がれた身なら、徳川家を第一に考えられませ!」
もっとも、「政に関心を持たれるのは良いこと。生まれるお子は若君に相違ありませぬ」
とか、都合のいい解釈もぶっています。
江の気にする上方では、家康の法度破りによる婚姻政策を三成が五大老とともに糾弾。
その追求を受け、家康は意外にあっさり「間違い」だったと認めます。
ただし、堺の商人に媒酌をたのんだので法度を知らなかったのでは、などと見えすいた弁明を。
怒りのおさまらない三成は、黒田官兵衛にも協力を求めますが・・・・・・。
官兵衛は、朝鮮から撤退してきた加藤清正や福島正則らの諸将が三成と深い亀裂を持つと指摘。
もっと人の気持ちを知りなされ、などと先輩らしく忠告はしたものの、協力の言質は与えず帰りました。
翌年に大老の前田利家が病没すると、清正や正則、それに黒田長政や細川忠興らが決起。
「三成を討つ!」と宣言して石田屋敷に押しかけました。
三成は、窮余の一策として、徳川屋敷に助けを求めます。
家康はこれを受け入れ、清正らの七将には「豊臣家のおんため私闘はならぬ」との名分で説得。
二男でかつて秀吉の養子であった結城秀康に、佐和山城まで護衛させて送りました。
ここに五奉行筆頭の石田三成は引退することになり、家康の権威はさらに高まります。
「義父上は、なぜ三成を助けられたのでしょう?」との江の疑問に、秀忠は困惑顔。
大姥局が、「家康さまが山のごときお心の大きな方ゆえです!」と断じるのにも当惑顔です。
結局、秀忠は「親父は、三成を助けておけば、そのうち豊臣の諸将と兵を挙げる。そのときまとめて叩き潰すつもりだろう」と、分析しました。
江は今さらのようにビックリして、「豊臣と徳川が争うなど!」と大声を出します。
が、すでに風雲は急を告げており、大津城の京極高次まで、初と龍子に質問攻めにあっていました。
豊臣と徳川のどちらに味方する、と聞かれた高次は、秀吉から拝領した脇差を出します。
そして、「これは太閤殿下の魂も同じ。豊臣家には叛けぬ」と明言。
しかし、なぜか唐突に政治評論家と化した初は、「あなたは、お人が良すぎます」とキツイことを。
その言葉とおり、三成が失脚した後の家康は、さらに策動を強化。
京へ隠棲した北政所がいた大坂城西の丸へと入り、政務を総括しはじめました。
そして、京極家も取り込もうと、城の修繕費という名目で、金銀や宝物を送りつけてきたのでした。
江は無事出産したものの、今度も姫でした。
またも秀忠が「竹千代」とかかれた紙を出し、そのあと「珠」と姫の名を出します。
この妙なパフォーマンスに視聴者も当惑しそうですが、大姥局はさらに悲憤慷慨。
その恐ろしい剣幕に、ついつい江は「今度は男の子を生んでみせるわ」と空約束をしました。
しかし、関ヶ原は目前に迫っており、来週はガラシャの身に危機が迫るようです。
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戦国な学園コミック、第3巻!2011.08.25 Thursday
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評価:
高枝 景水
スクウェア・エニックス
¥ 590
(2011-08-22)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ戦国武将を男女キャラ化した傑作学園マンガの「室町学院高校生徒指導室!!」3巻目です。
今回も信長・秀吉・家康を中心に、上杉や武田、伊達に毛利など有名武将の名を持つ先生や生徒のキャラたちが、画面いっぱいにノリノリで暴れます。
夏のキャンプに(京都へ上洛)修学旅行、体育祭に文化祭、クリスマスなどなど、これでもかとイベントが連続して、キャラたちのノリツッコミも絶好調!
楽しく笑える展開のなかに、戦国ファンならニヤリの羽柴軍VS毛利勢、真田家の籠城、関ヶ原など、いろんな歴史ネタが散りばめられているのも読みどころ。
いちおうこれにて完結とはなっています。
それに合わせて、羽柴先生と杉原さんの恋や、織田先生の海外飛躍、しだいに室町学院を掌握する徳川先生と家臣団とかの未来図もうれしい展開に。
が、これは完結ではなく、この面白すぎるマンガは必ずや復活してくれるとファンなら信じたい。
それを期待しながら、まずは第1期の大団円ムードを味わうコミックスとして、いささかヒトひねりしつつ御ススメいたしましょうか(笑)。
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『銀魂’』 名は体を表す2011.08.23 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ前回の続きで、サルの寿限無(以下略)と、九兵衛の物語。
困り者のサルでも、将軍家からの預かりものなので、脱走されたら大変です。
九兵衛が柳生一門を指揮して、不眠不休で捜索しますが、どこにも姿は見当たらず。
そこで東城が、万事屋にやってきました。
これも前回から引きずっている神楽のフェザリオン&シュナイダー設定で、時間とりますが。
ファキナウェイするうちに、東城が銀さんをサルの悪癖で利用すると知れます。
「だれがウンコ投げられ機だ!」と、怒りの銀さん。
東城をトイレに叩き込みますが・・・・・・。
将軍家の若君とじいやから、矢の催促がきているので、東城も必死です。
しかし、敵もさるもの。動物園のサルを集団脱走させ、江戸をパニックにする作戦まで使います。
とうとう、サルの群れに追いつめられ、万事屋ともども電話ボックスに閉じ込められました。
電話で江戸かぶき町のネットワークに援助を求めますが、四天王篇とちがって、当てになりません。
マダオにいたっては、現実に登場したフェザリオン&シュナイダーと共に、サル並みの暴挙を。
が、サルが集まったのを好機として、文字どおり一網打尽に。
ただし、網のなかに寿限無(以下略)がいるか、わかりません。
そこへ来た若君のため、九兵衛がサルに呼びかけます。
若君も、姉のペットを欲しがった自分のわがままを反省し、サルが懐いている九兵衛に返しました。
いい話だったんだろうけど、終わってみれば落語オチ(?)で、折笠さんの苦労がしのばれます。
サルだけのためと思ったら、若君の声も白石涼子さんでした。お疲れさまです。
尺があまったんで、久しぶりの銀八先生。
万事屋は「万屋」でもいいけど、ゲストの方々には「まんじや」(笑)と読まれているようです。
(まあ、PCで打つときも、そうなるんで・・・当然かも?)
次回は、あの桂が「家政婦は見た」しています!
しかも、松平のとっつあんと栗子ちゃんの親子ドラマもありとは?
これは見のがせないハチャメチャ回(いつもだけど)の予感満点ですよ。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第32回「江戸の鬼」2011.08.21 Sunday
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太閤秀吉の死後、はやくも政情は不安定化していきます。
石田三成は、家老の島左近から風雲に備えるよう忠告されました。
もっとも、左近の出番は今回これだけですが。
その三成と左近の主従が警戒する相手は、もちろん徳川家康です。
朝鮮から将兵が無事ひきあげるため、表向きは秀吉が生きているとされる期間に、早くも行動開始。
家康は、まず秀忠に、江戸に帰り有事に備えるよう指示します。
これには当然のこととして江も同行すると説明しました。
驚いた江は、旅立ちの前に姉たちと会いたいと秀忠に願いを。
その許しをえた江は、なぜか最初に細川ガラシャを尋ねました。
キリシタンとして生きるガラシャは、亡き父の光秀や本能寺のことを語ります。
しかし、江と言葉をかわすうちに、彼女を見習って、おのが道を生きるという決意を口にしました。
続いて伏見城では、初と会って、京極龍子の説得をたのまれます。
前に秀勝の死のおり、「はじめからいない人と思えば」などと気楽に言った龍子は、泣いていました。
秀吉の死がこたえて、大津にも行けないようです。
江が龍子をなぐさめ、初にも江戸行きのことは言えないまま、目で別れを告げました。
そして淀に会うと、お完にも会うよう言われます。
呼ばれて来たお完は、江に「叔母上、よくいらっしゃいました」と微笑みました。
江は成長したわが子の言葉に胸をつかれながらも、育ててくれた淀に礼を言います。
その淀は、「豊臣と徳川が争うなどない。そなたもそう努めよ」と語りました。
さらに江は、北政所にも拝謁。秀吉亡き後の天下泰平を願います。
北政所は、江の江戸行きも、その目的も察していました。
さすが天下人の妻。現下の情勢も、江の立場もお見通しです。
その北政所は、豊臣家のことになると「これから私と淀殿は歩く道が異なるやもしれぬ」と独白。
今後の乱を予測したのか、わずかに哀しげな表情を見せました。
江が約束の時間に屋敷へ戻ると、驚いたことに秀忠は三成を招いていました。
またも得意の立ち聞きをしていると、「入ったらどうだ」と招じ入れます。
めずらしく妻らしい(?)ふるまいで両者に酒を注ぐ江の前で、秀忠は三成に聞きました。
「豊臣方の一部に父を暗殺するとのウワサもあるが」と。かなり単刀直入です。
しかも江戸帰還の予定もあけすけに語り、三成の反応をただします。
これには江も驚くやら、すこし秀忠を見直すやら。
家康の見込んだ嫡男が、わずかながらその器量を見せ始めたというところでしょうか。
憮然とした表情で帰っていった三成のことを、江は「あの者の思いを聞き安心しました」と嘆息。
しかし秀忠は、「むしろ危ない。秀頼と淀殿のためなら何でもするということだ」と冷静に指摘します。
「そして親父は、その上をいくがな」と言い切りました。
その父、家康は着々と天下とりの計略を進めています。
「おお、伊達政宗には娘がいたのぅ」と、一族の名をしるした記帳に印をつけて満足の笑み。
それは、政宗の愛娘いろは姫。有力大名の伊達家などを取りこむ政略結婚の発案でした。
かくして江は、秀忠とともに江戸に旅立ちました。
そして入った江戸城は、大坂や伏見の城とくらべて、なんとも地味な造り。
ヨシがそのことを言っていると、江に秀忠から来るように使いが。
さっそく秀忠の部屋にいくと、秀忠は乳母らしい女性に足をマッサージされていました。
「大姥局じゃ」と紹介されたそのベテラン侍女は、油断ならぬ視線で江を検分します。
開口一番、「お召し物が、いささか華美にすぎるような」と直言。
しかも、早く跡継ぎの若君を、と督促までしました。
言いかえそうとした江は、吐き気にみまわれます。
江は、またも秀忠の子を身ごもっていたのでした。
布団で休息する江の部屋にきた大姥局は、「よろしいですね。ご嫡男を」と、またまた催促。
男子がさずかるよう、局は数珠を出して祈り始めます。
その姿は、信仰深い女性というよりも、怪しげな呪術師のようでした。
ついに江にも大敵が出現したようです。
そして予告では、「三成を討つ」と叫ぶ福島正則や加藤清正ら武断派の諸将も登場。
いよいよ関ヶ原の前夜というべきストーリー展開になりますね。
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プラモ迷宮日記 第1集2011.08.19 Friday
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JUGEMテーマ:趣味モリナガ・ヨウさんの最新書籍を買いました。
「プラモ迷宮日記」と題してあるだけに、タミヤを中心としたAFVプラモデルの製作や考察が、これでもかと味わえます。
「フィールドグレーの巻」とサブタイトルにあるように、その塗装で象徴されるドイツ軍の兵士や車両の製作にまつわる面白さや奥深さが、じつに幅広くゆたかな世界としてイラスト化された好著。
とにかく読んでいるうちに時を忘れ、終わればまた読み返してしまいます(笑)。
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『銀魂’』 寿限無2011.08.17 Wednesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメとんでもない話でした。
将軍家から柳生に託されたのは、どうしようもない子猿。
それにセレブ教育って、はなから無理な。しかも、九兵衛が担当します。
万事屋で事情を話すあいだも、気に入らないとウンコを投げつけてくる性悪サル。
ほとんど銀さんが標的になってますが。
このサルの名前を考えるだけで、ほとんど前半終了。
寿限無にはじまり、もう書ききれない意味なし品なしのやたら長いネーミングでした。
これを噛まずに読みあげる折笠富美子さんら声優陣のプロ仕事はさすが!
その名にふくまれていたゲームキャラらしいバルムンク・フェザリオンとアイザック・シュナイダーが、妙にカッコよくアイキャッチを決めています。
相変わらず無駄な部分に力をそそぐアニメスタッフの愛情が素晴らしい。
そんな性悪サルも、九兵衛の真摯な努力で、なんとか大人しく・・・・・・。
なったと思ったら、もう将軍家に返されることになったと、東城が万事屋に伝えました。
この間、愚痴りに愚痴る東城の若への愛とサルへの嫉妬ハリケーンが凄まじい。
しかし、知ってしまった九兵衛は寂しそうな顔に。
が、この話は来週にひっぱるようです。
EDでわかったけど、寿限無(以下略)の声って、白石涼子さん!?
次回こそ東城の活躍に期待しておきます。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第31回「秀吉死す」2011.08.14 Sunday
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秀吉が、ふらりと徳川屋敷に「火事の見舞いじゃ」と称しておとずれたのには江もビックリ。
しかし、拾の肌着を袋に入れて持ち歩いているのには、もっと驚きます。
秀忠も微妙なリアクションですが。
相変わらず独裁者の秀吉は、明と朝鮮から来た講和使節と会見しても、激怒して追い返す始末。
相手の「汝を日本国王に封ず」という文言が気にさわったのでした。
(これは三成や小西行長と、対馬の宗氏などが苦肉の策で綱渡り交渉をした結果とも言われます)
そんな秀吉には、死の影がさしているようにも感じられました。
いっぽう、江には懐妊した兆候が。
このことを秀忠に告げると、あまり喜ばず「女子がよいな」などとつぶやきました。
男はいくさや政治でつまらぬから、という秀忠に江は、「おなごとて大変なのです!」と反論。
が、この赤子は、もう運命が秀吉によって定められました。
それは拾あらため秀頼の正室になること。
のちの千姫の誕生でした。
祖父となった家康は大喜びですが、秀忠も内心はうれしいようで、「千」との名を考えてくれました。
しかし、それは「竹千代」という秀忠自身も与えられた徳川家の嫡男の幼名をもとにしたもの。
さすがの江も、ヨシとともに唖然とします。
もっとも、それ以上にはや政略の道具とされることに愕然としてしまいますが。
史上有名な淀と龍子の「醍醐の花見での対立」はスルーされたまま、秀吉は病の床につきました。
死期をさとった秀吉は、龍子や初にまで、いろいろ遺言します。
もちろん、家康ら五大老と三成ら五奉行には、遺言だけでなく誓詞をとったりしました。
そして、ついに最後の日々が。
やはりというか、江が現われて、これまで秀吉の政略や合戦の犠牲になった人物たちの恨みを。
浅井長政、お市、柴田勝家、利休、佐治一成、秀勝、秀次とその一族、さらには奪われた姉・・・・・・。
が、そんな江にむかって、秀吉は「江よ。こんどこそ徳川の家でしあわせになってくれ」と懇願。
呆然とみつめる江に、「これにて、さらばじゃ」と別れを告げたのでした。
そして、最後の日には、長い伴侶であった北政所との腕で息をひきとりました。
(さすがに大竹しのぶさんの熱演にホロリとしました。わずかながら北政所が追憶した「ムシロの上で婚礼をした若きころ」のイメージ映像も、少しは意味を感じました)
いよいよ一代の天下人の死とともに、時勢が動くときがきたようです。
江も伏見から江戸に移ることになり、しかもそこには「鬼」がいるという予告ですが・・・・・・。
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『かってに改蔵』 中巻みました。2011.08.11 Thursday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメアニメ化も中巻となって、いよいよ羽美が猟奇キャラに踏み出し、地丹も等身が変わります。
まずAパートは名作『ガ〇スの仮面』パロディから始まり、七五三の思い出へ。
幼い日の羽美が、はやくも後のキャラの片鱗をみせる展開にワクワク。
今回もアヤシイ人物や困ったキャラが出現しますが、これにリアクションするレギュラーもGOOD。
改蔵が、羽美が、部長が地丹が、さらに妄想・暴走の域へフェードインしていくのが楽しい。
後半「裏切りのサイエンス」では、すず部長のライバルが転校してきて、お互いの過去の因縁話も。
原作漫画の連載当時をしのばせる戦国一のかぶき者が出てきた回では、地丹の爆笑ネタ。
おっと、地丹といえば、あのキョキョー!という奇声もとうとう聞けました。
同封のブックレットには、EDを歌う新谷良子さん、地丹役の斉藤千和さん、そして原作者である久米田康治先生と、チーフアシスタントの前田さんがインタビューに答えていて、ファンならこれも重要なお楽しみですね。
キャラと作風の進化を見て、またまた早くも下巻が見たい気持ちが高まるDVDでした。
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『銀魂’』 銭湯では身も心も丸裸2011.08.09 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ前回からの続きで、銀さんと真選組トリオが銭湯にて壮絶な受難の回でした。
しかし、屁怒絽ひとりで充分にホラーなのに、家族ご一行がきてはもうパニックそのもの。
必死にここから逃げようとしても、どんどん事態が悪化する銀さんらが哀れで楽しい(ヒドイ)。
この一族は、水風呂が好みなんですか?
それにしても穏やかな入浴態度なのに不気味で、とりまかれた地球人たちは恐怖で引きつりまくりです。
そのうち近藤がヘンなものを手にしてからまれたり、事態はさらに恐ろしいほうへ。
そして、湯船から出ることもできず、またも必死にごまかす新八らも笑えすぎ。
もうツッコミどころが多すぎて、今回は感想もバランスシートが無茶苦茶で失礼します。
フォロ方十四郎も、どうにもできないようだし。
倍安鞍とか、ひどい湯があったもの?
銀魂の定番で、なんだか屁怒絽一家の人情話になってきてホロリしそうになったら・・・・・・。
やっぱり怒涛の恐怖オチでした。
一族全員の声を演じた玄田哲章さん、お疲れさまでした。
最後の湯上りに神田川うたいながら店の外で待っている神楽が、なんか可愛いかも。
来週は柳生家の話で、またも東城が活躍しそう。
このキャラは行動パターンも声もバッチリなので、期待大です。
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