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『江〜姫たちの戦国〜』 第8回「初めての父」2011.02.27 Sunday
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母の市が柴田勝家と再婚することに、茶々と初はつよく反発。
勝家を父とは思えない、という姿勢を初は江にも強要します。
しかし婚儀の日取りはせまり、母と娘たちの行列は北国街道を歩みだしました。
一行は途中で、思い出の小谷城址へ立ち寄ります。
江はともかく、茶々と初は亡き浅井長政への思慕がつよくなるばかりでした。
やっと到着した北ノ庄城では、正装した勝家が佐久間盛政らを従えてとんできます。
平伏して家臣としての言葉使いで緊張する勝家を、市はこれより身内として、とさとしますが・・・。
越前の珍味も、茶々は受けつけず(初はかなり動揺したみたいですが)、市も眉をひそめることに。
江は、ひとり箸を動かしますが。
秀吉は、拠点とする山崎でふて寝しながら勝家を打倒すべく決意をあらたにします。
おねに呆れられ、千宗易に茶化されても、その一念は固くなるいっぽう。
また、家康は清洲会議に不満たらたらの織田信雄を浜松城に迎えて密談していました。
ただし、まだ時機でないと動かぬようです。
北ノ庄では、あまりにかたくなと思える姉ふたりの姿勢に、江は疑問を感じたようす。
しかし、勝家に面と向かって「父上」と呼ぼうとしても、やはり言葉は出ません。
自分へのもどかしさを感じた江は、馬を城外へ駆けさせました。
あわてた厩蕃が追いかけますが、止まるはずもなし。
が、「父上ー!」と田のあぜ道で叫んで農民を驚かせたりしているうちに、夜の雨が。
なれない遠出で道に迷った江は、馬にのったまま雷におびえます。
そのころ、城内では江が行方不明となって大騒動。
勝家みずから馬をとばして捜索にでます。
市も姉たちも心配しますが、江の行方はわからぬまま夜が明けました。
そしてひょっこり帰ってきた江を、ズカズカと近づいた勝家は張り飛ばします。
さらに厩蕃のもとに連れて行き、「お前が戻らねば、この者は首をうたれたのじゃ!」と叱責。
わびるように言われた江は、手をついて「許しておくれ」と言いました。
そのあと、優しい父の顔になった勝家は江を抱きしめ、「けがはなかったのじゃな」と号泣。
江も泣き出し、この事件をさかいに家族としての暮らしが始まるのでした。
すっかり父親らしくなった勝家は、皆と貝合わせに興じたり、京から櫛や着物を届けさせます。
暖かい笑いにつつまれるようになった北ノ庄の暮らしは、しかし長くは続かぬ運命でした。
そのころの徳川家
最近、なにかジャンプのバトル漫画にいる解説役キャラのような面のある徳川家康です。
いまは雌伏のとき、小牧・長久手への準備段階でしょうが。
そうそう、家康は月代をそっていましたね。イラストの髪が合わなくてすみません。
でも、そろそろ秀吉もヒゲをはやしたりしてもよいのでは・・・・・・?
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『さよなら絶望先生』 第24集2011.02.25 Friday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ『さよなら絶望先生』の最新巻です。
マ太郎の表紙が可愛いすぎ。
トレイにのせたビールの銘柄とか、いつもながら芸がこまかいです。
連載でも読んだ本編は相変わらずの面白さですが、今回は巻末の「紙ブログ」も注目。
同時に発売された『かってに改蔵』新装版11巻に付いているドラマCDの秘話も読めます。
本編の見世物に出ていたカッパが『改蔵』キャラの地丹みたいで、追っかけるカエレも良いですね。
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『ケロロ軍曹』 ナベベ、闇鍋奉行2011.02.22 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメケロロが主催する鍋パーティは、「闇鍋」でした。
そこへ「遠山の金さん」みたいな姿で現われたケロン人は、闇鍋奉行のナベベ。
何とこのキャラの声は、ミステリや時代劇の俳優の田辺誠一さんがあてています。
鍋からすくうアイテム(?)に、参加メンバーの「心の闇」がある・・・・・・。
このパターンは、偶然でしょうが『さよなら絶望先生』でも見ました。
今回のメインとなる闇は、ケロロでなく冬樹のものでしたが。
やっぱりドロロのトラウマになっていたオルゴール。
ドロロとヴァイパーが初登場した回の映像が懐かしかったです。
思えばあの第1シーズンから楽しんだケロロも、もうすぐ最終回。
わかっていても、少しさびしくなる最近の気分です。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第7回「母の再婚」2011.02.20 Sunday
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お市と三姉妹がいる清洲城で、織田家の跡目を決める評定がおこなわれることに。
世に言う「清洲会議」が幕を開けます。
そこへ真っ先に到着したのは・・・。
お市も三姉妹も嫌っている羽柴秀吉でした。
しかも、おねとともに「ほうし様」と呼ぶ幼子をつれています。
持ち前の好奇心とおねに会いたい気持ちで、またも江は重要人物を目撃。
現われた秀吉はとぼけていますが、「ほうし様」とは亡き織田信忠の嫡子である三法師のこと。
これが今回、奇術の種となります。
信長の次男の信雄は緊張し、三男の信孝は柴田勝家が後ろ盾なのでほくそ笑んでいますが・・・。
冠に直垂で正装した秀吉は、三法師をだいて登場。
「長子の長子という筋目こそ大事」という論法で会議を牛耳りました。
出席者のうち丹羽長秀と池田恒興は、すでに籠絡されているようです。
かくして、織田政権の実質は秀吉のものに。
しかし、これに納得するはずもない信孝は、お市に相談を持ちかけます。
それは、柴田勝家と再婚してほしい、ということでした。
お市は、これを承諾しますが・・・・・・。
茶々も初も、とうてい認められる話ではありませんでした。
大汗をかいて挨拶にきた勝家の前で、江の手をひいて部屋を出て行きます。
お市も嘆息するのみ。
いっぽう、この話を聞いた秀吉は、弟の秀長や軍師の黒田官兵衛に当り散らして激怒。
織田政権のっとりを宣言します。どうなる次回!?
取材とツッコミ
今回は初のツッコミがよかったので、イラストにも登場してもらいました。
あれだけ盗み聞きしたんだから、これで記事の売れ行きは間違いなしでは?
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『かってに改蔵』11巻はCD付き!2011.02.17 Thursday
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評価:
久米田 康治
小学館
¥ 2,100
(2011-02-16)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ久米田漫画ファン、絶望先生ファンとして期待していた『かってに改蔵』がいよいよ!
新装版11巻は、なんとドラマCD付きで発売です。
キャストは、先日発表されたアニメと同じ櫻井孝宏さんや斉藤千和さんらですね。
他にも山田さんに堀江由衣さん、ナレーターに立木文彦さんとか、ほんと豪華です。
4月のOVA発売まで少し日はあれど、このドラマで第1話を楽しめば、さらに期待度が高まりますよ。
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『ケロロ軍曹』 こんどはゲロゲロ15分2011.02.15 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメゲロゲロ30分じゃなく15分でした。
短い時間なので、ネタ22本は無理では・・・と思ったら、やっぱり。
30分のときのパターンどおり、ケロロ小隊だけでなく日向家や桃華に小雪も見れて良かった。
のですが・・・・・・。
『ケロロ軍曹』が3月でいったん「完了」とのニュース発表が。
公式サイトで確認しましたが、事実でした。
いままでもそんなウワサはありましたが、今度こそほんとうですね。
でも、マンネリ化や原作不足の危機にも負けず、これまでよくがんばったと思います。
それに、いったん「完了」なら、パワーアップして戻ってくる姿も見れますよね?
そう信じて、3月末までの放送分に、ささやかな感想を書きつづけたいです。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第6回「光秀の天下」2011.02.13 Sunday
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明智軍の来襲をおそれ、上野城のお市たちは織田信包と清洲城へ避難することに。
混乱のなか、行方不明の江を案じる市は、信包に手紙を託します。
そのころ、江は家康一行とともに伊賀越えをはたし伊勢湾に来ていました。
ここで江は三河へ戻る家康とわかれ、警護の武士をつけてもらって上野城へ帰ります。
が、そこには野武士が侵入し、わずかな留守居と徳川の警護の人数ではかないません。
江は、あえて野武士の頭領に自分の身分を名乗り、家来たちを助けるよう交渉します。
しかし、頭領は狡猾な笑いで江をとらえ、警護の武士たちは用済みとばかりに斬られました。
怒った江は、頭領の腕に噛みつきます。
安土城を占拠した光秀は、斉藤利三から「上様」と呼ばれますが、浮かぬ表情。
そこに連続する知らせは、羽柴秀吉が毛利氏と和睦し、大挙引き返しつつあるというもの。
世に言う「中国大返し」です。
また、たのみにする細川氏は、父子ともに信長の弔意をあらわし、味方しないとのこと。
困惑する明智主従に、こんどは江が送りとどけられたと家臣が告げます。
かっこうの人質がきたと喜ぶ利三と、手柄顔の野武士の頭領とを去らせ、光秀は江に会います。
縄をとかれた江は、なぜこのような謀反を、と光秀に詰問します。
その答えは「わかりませぬ」という意外なものでした。
光秀の手には森蘭丸からの書状があり、それは信長の真意を伝えたもの。
江は当惑しながらも、清洲にお送りすると言う光秀に声をはげまして伝えます。
「もし天下をとられたら世に泰平をもたらすと約束してください」と。
応諾を言わずに座敷を出る光秀の背中は、どこか孤影がありました。
その後、続々と味方をふやして明智軍に倍する軍勢をひきいて来た秀吉と、光秀は山崎で合戦を。
しかし、しょせん数も陣形も不利なまま、夕刻には敗走しました。
そして坂本城へむかう途中の竹薮で、落ち武者狩りの竹槍に突かれます。
もはやこれまでと、光秀は切腹して生涯を終えました。
江は無事に清洲城に着き、母や姉たちは泣いて喜びます。
そこには光秀敗亡の知らせもとどき、信包は「三日天下と世間は笑っておる」と評しました。
江は市に「仇であっても、明智さまが憎めません」と意って悲しみます。
市は「憎むべきはひとではない。いくさであり、いくさをもたらす世のありようじゃ」と肯くのでした。
半蔵を叱る
今回のイラストは、ドラマには出ていない有名人の登場にしました。
よくいわれますが、服部半蔵正成は先代がすでに徳川家に仕えていて、本人は最初から三河譜代の武将なので、いわゆる「伊賀者」ではないし(伊賀衆を統括していたのは事実のようです)、まして黒装束で飛びまわるとかじゃないのでしょうが、例によってギャグの一枚です。
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土木現場と建設車両が2011.02.11 Friday
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JUGEMテーマ:読書「ワールドタンクミュージアム」などの見事なイラスト解説で知られるモリナガ・ヨウさんの新作です。
タイトルどおりの土木現場、それも巨大建造物から、地下鉄、工業地帯まで実にいろいろ。
そんな現場が、あの楽しくて大いに学べるイラストでレポートされた嬉しい一冊。
なんと言っても、詳細に描かれながらメカも人物も、とっても愉快で教えられます。
カラーなので、実際の構造や配置もわかりやすいですし。
特殊車両ファンなど、まさにお望みの実地解説本ではないでしょうか。
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『ケロロ軍曹』 モア、オジサマ奮闘記2011.02.09 Wednesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ例によって新作ゲーム「侵略無双」がほしいケロロ。
でも、今日は定例侵略会議があるし・・・・・・。
そこにやって来たモアちゃんは、ケロロにたのまれ代理として一日小隊長に!?
モアちゃんがケロロの代理と聞いても、当然なっとくできない小隊メンバー。
しかし、モアちゃんが得意のハルマゲドンを利用したシンプルな作戦を発表すると驚きます。
そして侵略メカを、その計画にそって全力で開発。
このままでは地球が危うい・・・ですが。
掃除も洗濯も完璧にこなし、夏美に「これをしたのはボケガエルじゃない」と言われてハッとしました。
完璧を目指したつもりが、かえって完璧すぎたことに気づいたモアちゃん。
天然ピュアな彼女にとって、これを改めるには完璧じゃなくするのが当然なこと。
かくて、完成いあたばかりの侵略メカを破壊。せっかくきれいに終えた掃除をゴミまで出して?
帰宅したケロロは、ゴミの残る居間に勝手な解釈でなっとくするのでした(笑)。
モアちゃんの純粋さが強くきわだつストーリーで良かったです。
しかも、隊長代理として、「で、あります」まで言って「完璧」(?)だし。
でも、まさかその完璧さがあだとなって侵略作戦が挫折するとは。
これって皮肉な教訓をふくんでいるような、いないようなお話でした。
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『江〜姫たちの戦国〜』 第5回「本能寺の変」2011.02.06 Sunday
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上野城の馬場で、江は馬術に挑戦しますが、あっさり落馬。
すると、お市がさらりと馬をあやつり、手本を示しました。
驚く娘たちに「むかし、信長兄上に習った。体は覚えておるものじゃな」と涼しい顔でひと言。
そこへ、家康からの書状がとどきます。
かつて徳川家の悲劇に江が出したおくやみの手紙に感じ入った家康から、京への招待状でした。
江は母の許しをうけ、茶々からはお守りの櫛をもらって、またまた上洛。
しかし、同じころ京では信長が光秀にまたも苛酷な命令を。
それは、現在の所領を召し上げ、まだ毛利家の領地である出雲と石見を奪えというものでした。
光秀の右手がまた震えだし、必死でそれを押さえますが・・・。
京へ着いた江は家康に会いますが、信長は遅れるとのこと。
残念そうな江に、家康は自分とともに堺に行けば、千宗易がいると誘います。
明智家では光秀が天をみつめていました。
そこへ斉藤利三が備中への出陣準備ができたと報告にきます。
が、うつろな光秀は、信長の護衛軍をひきいる信忠が堺から京に移動したと聞くと表情が一変。
食い入るような目で京洛の地図を調べます。
もうその右手は、まったく震えが止まっていました。
本能寺で信長は、大勢の公家や茶人に所蔵する名器を披露。
その夜、森蘭丸は「なぜ明智様に厳しくあたられますか」と聞きました。
信長の答えは、光秀が殻を脱ぎ捨て変わることを期待してという意外なものでした。
(しかし、その評価はともかく「自分に万一のことがあれば後を託せるのは光秀のみ」との言葉は、両者の見た目年齢からして、さすがに不自然な感じがしました)
そのころ、備中への道にさしかかった明智軍を前に光秀は叫びます。
「わが敵は本能寺にあり!」と。
そして天正10年6月2日の早朝、明智軍は洛中に入り、本能寺を囲みます。
物音に目覚めた信長は、蘭丸の報告を受け、ひと言。
「是非もなし」とつぶやきました。
そして、弓をとり、わずかな家臣とともに奮戦します。
寺院内に火がまわると、信長は蘭丸をともない屋敷内に入りました。
そこで「わが骨、わが髪のひとつも残すな」と最後の命令を下し、これまでの奉公をねぎらって奥へ。
最後に江のまぼろしを見た信長は、自刃して果て、その姿は猛火のなかに消えました。
そのころお市は「天下布武」の印が割れたのを見て、江はハッと宿で目覚めます。
朝になり、家康の家臣の酒井忠次が本能寺の知らせをもたらしました。
驚く家康と江でしたが、ここは逃げるしかないはず。
おそるおそる馬に乗る江をともない、家康の生涯の危機といわれた「伊賀越え」が始まりました。
しかし、すぐに野武士の一団が来襲。
江は馬にしがみついたままでしたが、どこからか信長の声が聞こえます。
「江、生きよ」と。振り向くと、信長の幻影が手綱をとっていました。
そのまま、江は馬を駆けさせます。
追ってくる野武士は、本多忠勝がまいた小判に気をとられ、その隙に家康らも馬を走らせました。
その馬上で、信長の幻影が消えたとき、江は叔父の死を知ったのでした。
今週はいつものパロディ的セリフが浮かばなかったので、イラストをカラーにしました。
これを描いているうちに少し浮かんだことがあるので、次回はモノクロに戻る予定です(笑)。
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