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『銀魂』 やせたいなら動け、食べるな2008.01.31 Thursday
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万事屋のなかで調子の悪い神楽を心配する銀さんと新八。
「風邪か?」といっても熱はなし、でも体がだるくて…っておかしい体型!
食欲に負け堕落した生活で、激太りしてしまった神楽。ただし顔はもとのままです。
ダイエットの相談にお妙の道場を訪ねたものの、バーゲンダッシュ・アイスのダイエットなんて胡散臭いことを言われます。結局はお妙も食べすぎで激太り。天井から2人を嘲笑う猿飛あやめもまた…。
「やっとわかった。自分の敵は自分」と気づいた3人は、怪しい尼僧の経営する断食道場にそろって入門。しかし、そこにはお登勢とキャサリン、また柳生九兵衛の姿も。
そこでは苛酷というも愚かな断食修行が待っていて、多くの入門者が挫折しては出ていきました。もっともこれは、尼僧の計算どおり。
無理な指導で挫折させ、入門料を荒稼ぎする悪徳商法だったのです。
しかし、上記の6人はみごと耐え抜き、「お互いのポテトチップスを奪い合う」変なサバイバル勝負に突入。苛酷な試練に耐えた者同士の友情があるけど…と、思いきや。神楽のチップスをお登勢とキャサリンが連携プレーで奪い、さらにそれをお妙が奪還。お登勢とキャサリンに加担したあやめが再奪取し、九兵衛がそれをさらい大混戦。
それぞれが好みの味のチップスを手にしたとき、恐ろしい結末が……。
先週の『銀魂』が風邪でまともに見れなかったぶん、十八番のお馬鹿炸裂ストーリー、それも女性キャラ中心で楽しませてもらいました。
今回のはジャンプ本誌で比較的早く読んだ回だったけど、やはり動きが凄くてキャスト連の熱演が加わると、また見ものですね。
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『俗・さよなら絶望先生』 第4話2008.01.29 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
今回のAパート、というか構成は、なかなか凄かったです。
原作の「路傍の絵師」を、分割して忠実に再現(?)するとは。
季節感に関係なく七夕で涼む風浦さんと木津さん。
互いの浴衣を褒めあっていると、ピントのずれたようなコメントと共に、絶望先生が登場。今回は「人間は、なぜか本筋以外のことに目がいってしまうものなのです!」と論じ始めます。
これに思い当たる木津さんは、英語の教科書にあるパンを「これは何ですか?」と質問する人物に「どう見てもパンでしょ!」と突っ込み。居合わせた小節さんも、近所のお葬式で喪主の奥さんのアニメ声のほうが気になってしまったと体験談を。例によって日塔さんは「普通」の経験を語っているようですが、今回OPがありません。
その時、突如として不気味な球体(OVAジャイアント・ロボの敵メカに似ています)が飛来し、巨大ロボットを射出。ロボは街を破壊していきます。
これはエルニーニョ星人の地球侵略という大変な事態ですが、風浦さんだけは宇宙人と交信して喜んでいるようです。このキャラらしいです。
戦闘機が出撃してきますが、あっさり巨大ロボに撃ち落とされ、乗員は脱出しています。
先生は「絶望した!あっさりやられてしまう人類に絶望した!」と叫ぶけど、「珍しく誰でも絶望しそうなことにしますね」と小節さんに言われます。
その時、一旧さんが現われ、「実は先日、超古代文明の古文書で最終兵器のありかを知りました」と、凄まじくご都合主義なセリフを。
皆で掘ってみると、謎の仮面が出土。これをためらいもなく木津さんがかぶると、見る見る巨大化。そのまま持っていたスコップで巨大ロボ軍団を撃破していきます。
宇宙人は、球体のなかのビジョンで「本筋以外のことをする地球人」(野球漫画のためバッティング練習する藤吉さんや、後半で出る小森さんと交くん)を見ていて対応が遅れ、エ○ンゲ○オンのアスカのごとく活躍する木津さんに殲滅されました。
しかし、このせっかくの大活躍も、先生は巨大ロボに逆さにかかれていた屁の字が気になり、一旧さんは木津さんが着物姿なのにキックの瞬間にチラリと見えた和服じゃない下着の模様が気になって、本筋を覚えていません。
木津さんは「絶望した…」と呟きますが、無理もないですね。
Bパートは「恥ずかしい本ばかり読んできました」。
図書館でほとんどの本を読破した久藤くんに、心を読まれまいとしてヘンな行動をとってしまう絶望先生。天才ストーリーテラー久藤くんの才能が遺憾なく発揮される回で、「きっちりアメーバ」や「使い捨て携帯」などの感動メルヘンに、木津さんや芽留ちゃんも涙します。
ところで、「心ない王様」は、第1期でも「文化祭」のとき語ったような。
そしてCパート。Aパートで大変な戦闘が行なわれているとき、小森さんは交くんが持ってきた通販の水着をつけてみせます。
もっとも「どうせ学校に引きこもってるんだから泳ぎにいかないだろ」とし指摘され、「着るだけでも着たいよ」と返答。
「見たい?」と交くんをじらしながら、その眼鏡を取り上げるなどイジワルもして遊んでいます。街では上記の大変な事態が「本筋」として進行しているのですが。
さらに「アンパンにはこしあんとつぶあんがあって…」などと意味不明のクイズ薀蓄で交くんを怒らせます。
結局すべて「本筋」には関係なく、外ではマ太郎が「ホントニ最後マデ関係ナイノナ」とコメント。「今回の本筋は秀逸でしたね」とご満悦の絶望先生でしたが、この本筋以外の現実を知ると、また落ち込みました。
今回は面白い構成でしたし、巨大ロボ戦闘にメルヘン、水着サービスなど、どのパートも絵がばっちりの出来でした。
次回もこの調子で、かつ意外な魅力をお願いします。
ところで、シャフト作品の恒例となったエンドカードはこのアニメでも多くの著名な方々が描いてみえますが、自分も拙いまねっこカットを描いてみました。
うーん、次回はもう少しましなものにしたい(苦笑)。
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カラヤンとフルトヴェングラー (幻冬舎新書 な 1-1)2008.01.28 Monday
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JUGEMテーマ:読書
これはクラシックファンでなくとも知っているオーケストラの指揮者で、2大巨匠ともいうべきヘルベルト・フォン・カラヤンとヴィルヘルム・フルトヴェングラーの相克の物語です。
時代は1920年代から1957年頃まで、すなわちドイツの戦前・戦中・戦後であり、本書のもっとも重要な部分には、これら大音楽家とナチスとの関わりがあるのは当然のこと。
とりわけ、ナチスドイツの宣伝相だったゲッベルスにも賞賛され、ナチス党員にもなったカラヤンは、戦後しばらく音楽の舞台から遠ざけられる運命となります。
これに対し、戦前から圧倒的な名声を持ち、ナチスにも敢然と対峙したフルトヴェングラーは、比較的無事に戦後もその地位を維持しますが、戦前から台頭してきた「若手」のカラヤンへの対抗意識は相当なものがありました。二人は、ベルリン・フィルの指揮者という「王座」をめぐって確執することに。
本書は、必ずしも大音楽家の暗い履歴を糾弾するといったものではなく、むしろ著者は「聖人君子の行儀の良い演奏」よりも人間的な権勢欲も有した人物の迫力ある作品を聞きたい、ともかいています。
特にカラヤンの行動力は凄まじく、大戦中にユダヤ系の女性と(不倫で)つきあい、結婚目前にナチス政府からそのことで冷遇された体験も、「自分がナチスに迫害された」証拠として、戦後復活の道筋に利用するなど、転んでもただでは起きない生き方を見せます。
彼はレコード演奏に強く、新盤の連続録音でライブ演奏中心のフルトヴェングラーを追い越しますが、CD時代になるとデジタル技術でフルトヴェングラーの復旧盤ができてしまうという逸話も面白く読めました。
この二人に、戦後一時ベルリン・フィルの指揮者となったセルジュ・チェリビダッケを加えた人間模様が、ベルリン・フィルにドイツ・オーストリア国民、さらに米英ソ占領各国をも巻き込んで展開。音楽と政治、芸術家と倫理など、いろんなことを考えさせてくれる一冊です。
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『ケロロ軍曹』帰ってきたゲロゲロ30分2008.01.26 Saturday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
今回は2年以上前に放送された「ゲロゲロ30分」のリターンズでした。
ただ、中身は前回のほうが濃かったような?
ケロロ小隊の侵略会議から始まって、毎度おなじみ日常的テーマから、小隊メンバーそれぞれのラーメンを作る案、こたつで地球人にやる気をなくさせる案まで、まさに色とりどり。
たしか前回のはポールとゲパルトのお間抜けな対決があったり、モアちゃんの惑星破壊をともなう恐怖の星占いがあったりしたはずですが、今回は侵略案が多かったせいか、そういう楽しいショートがなかったような。
そういえば前のは、夏美と小雪をラジオ体操であやつるはずが、仕返しされたりとかもありましたね。
冬樹とケロロで宝物発掘、というショートでk556が出ていましたが、あまり他のキャラが出なかったのも物足りない原因かも。
実写版ケロロというのも、単にカエルを写すのではなく、1分の1ケロロ軍曹のフィギュアがあるんだから、もう少し演出の方法があったのでは。
何だか今回は、点が辛くなりました。
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DJCD さよなら絶望放送(1)2008.01.23 Wednesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
やっとウェブラジオ「さよなら絶望放送」のCDが出ました。
スペシャルゲストは風浦役の野中 藍さん。満を持しての登場です。
サブタイトルが「海辺のポロロッカ」になっていて、野中さんのまったりした魅力が、前編通じて炸裂しています。
普通のお便りへのコメントも秀逸ですが、とくに「ポジティブですよね」のコーナーは、流石にご本尊。独壇場です。
一連のラジオ番組へのこだわりや、『ネギま!』とか『ぱにぽにだっしゅ!』との関連も笑えるとこ満載だし、アニメ第2期の裏話から最後までマイペースに楽しませてもらいました。でもキャスターの神谷浩史さんと新谷良子さんも、野中さんとは『ぱにぽに』以来の付き合いなので、こちらも一体感に楽しんでいるようです。
ラストに原作コミックスの「紙ブログ」に応じた、「音ブログ」なる反省会が入っていて、これも聞きもの。ウェブで聞くのとは違った楽しみ方ができます。
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『俗・さよなら絶望先生』 第3話2008.01.22 Tuesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
今回のAパートは、藤吉さんが漫画原稿を描くかたわら、ラジオで「絶望先生」のドラマが進行するというスタイルでした。
これが良いかどうかは、正直むつかしいところ。進行するドラマは原作で読んだものなのでわかってはいるんですが、画面の藤吉さんのドラマ(夏コミ原稿の執筆が進まない)とかみあってないのでテンポが二つあるようです。
藤吉さんは「パイン×ナップル」というカップリングがマイナーすぎて、今度の本が売れないのではないか、と悩んで友人にメールで相談したりしますが、ふとキャラソンCD『絶望歌謡大全集』のジャケットを見て結局は自分が好きなものを描く、と決心して描き続けます。
一方で、ラジオでは大草麻菜実さん初登場の回であり、その声優で原作漫画内でもネタになっていた井上喜久子さんの紹介みたいなこともやっていました。
ところどころに挿入される木津さんの雑誌モデルや絶望先生の芝居は面白かったのですが。
Bパートは「義務と兵隊」。
いきなり「今日は皆さんに『義務教育』を受けてもらいます」と宣言する糸色先生。これは他者によって突然どんどん義務が増えていく社会を教えるものでした。
そういう先生自身も、一旧さんに「貸したビデオ見た?」と感想を求められたり、甚六先生に「紹介したラーメン屋に行かれましたか?」と聞かれ、智恵先生には「ハンドベルの演奏会に来てください」と誘われて、義務が増えに増えます。
町には看板に何か面白い近況をかきたがるお店とか、珍奇な新メニューの開発が義務とカン違いしたクレープ屋さんとかがあふれ、先生が暮らす学校の宿直室では、「先生だらしないから」と、小森さんが夕食のしたくから洗濯物たたみまで義務化していました。
こちらはほぼ「原作通り」で面白かったです。
Cパートは「サラッと言うな!とメロスはいきりたって反駁した」です。
「皆さんは留年です」とサラッと言う絶望先生に怒る木津さん。しかし先生は、「世の中、重要なことをサラッと言うものなのです!」とお得意の論理を展開。
今回登場の大草さんも「だんながいます」とサラッと高校生主婦であることを告白します。
これに思い当たる日塔さんや久藤くんらは、親たちから重要なことをサラッと言われた実例をあげます。どれもけっこう怖いかも。
続けてサラッと流す先生。木津さんが気づくと、先生の妹の倫がクラスに転入しており、この学校が「鈴木商店高校」というヘンな名であることもサラッと紹介されます。
倫に「お絶望なさいましたか!?」と迫られた先生は、「今度は、どうでもいいことを、さも重要のように言います」と宣言。「今日、昼食をとっていません。ぐわばっ!」などと大げさに言います。これを面白がった日塔さんや藤吉さんも追随。「銀歯がとれました。くわっ!」とか「今日、早退します。かっ!」とか発言するのは確かに何だか面白い。絵のタッチや色が秀逸でした。
そういえば今回、サラッとOPにキャラのダンスや飛翔シーンが付きましたね。
またこれもシャフトらしい奇抜なパターンで楽しませてほしいです。
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小松崎茂と昭和の絵師たち―プラモ・ボックスアートの世界2008.01.21 Monday
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JUGEMテーマ:趣味
戦前から戦後までさまざまの分野で活躍し、故人となってからも何冊もの画集が刊行された画家の小松崎茂は、模型を手にした方なら一度はその作品を目にしたのではないでしょうか。
異能の画家とも称され、戦後の児童雑誌でも未来画や怪獣画でも知られたこの人物のプラモデルパッケージにおける足跡を、中西立太・高荷義之・大西将美らその門下の俊英たちの作品とともに収録した、これはまさに豪華本です。
その筆致は時代を越え、圧倒的な迫力で見る者にせまってきます。
単に模型商品の箱絵というわくにとどまらず、そこに独自の魅力的空想世界を築いたとでもいうのでしょうか。中の製品は、現在のプラモレベルで見ると初歩的なものがほとんどでしょうが、絵と共に、いわば時代の証人。何か輝くような楽しさを持っているのは、ノスタルジーのせいだけではないと思えてなりません。
とくに多くの初期作品は、実際の模型を手にするのがもはや困難なレア物ばかりですが、追想体験だけでなく、ユーザーはいささかマニアックな知識や技術が先行し、メーカーは「売れ筋」ばかりを追う市場主義に傾いたように感じる昨今、レベルは古くてもこんな初期的情熱のイラスト世界を眺めてみるのも贅沢のひとつだと感じてしまいます。
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『ケロロ軍曹』 スノーリゾートと温泉卓球2008.01.19 Saturday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
冬はウィンタースポーツ!とばかりに珍しく気の合うケロロと夏美。
やって来たリゾート地の雪山ではスノボレースが開催されていました。しかも商品はダンガルならぬダンヘッド…って、これは夏によく行く土井中海岸のパターンでは?
その例にもれず、サブローとメロディ・ハニーも登場して参戦。
いっぽうでは桃華が、これも例によって西澤グループの力による冬樹のハートキャッチ作戦を計画中。しかし、ケロロ小隊の動向や、始まったレースの混乱により、思いとは違う方向へ……。
「みんなで楽しみに来たんだから商品は譲るであります」というケロロの言葉に、唖然として耳を疑う一同。普段が普段だから信じられないオチでした。
後半は、なぜか温泉につきものの卓球勝負。
ケロロと夏美の好勝負を見て、自分も冬樹との対戦をもくろむ桃華でしたが、卓球姿の冬樹が異様なほど魅力的に見えて、何度も悩殺され失神(笑)。まあ目的は半ば達してますが。
ギロロもやはり夏美との対戦でホンワカしたまま爆沈。それにしても今回クルルの出番が少ないのでは。やはりケロロが何も企まないせい……というか、完全に休暇三昧で地球侵略はそっちのけの回でした。
来週は、なんと「帰ってきたゲロゲロ30分」! あの1回で16話あまりショートネタを詰め込んだ名作の復活?
これは期待したくなりますね。
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『銀魂』2度あることは3度ある2008.01.18 Friday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
このサブタイトルからすると、またこういう手○きの回をするかもという意味でしょうか?
Aパートは銀さんと神楽と新八の万事屋トリオが目覚めたら、名刀(木刀だけど)「洞爺湖」の化身を名乗るヘンな男が現われ……。
「新たな必殺技をほしくないか」とか一方的に売り込んだものの、お馬鹿な説明ばかり。
しかもその男の母親に、酔って帰ってきた転勤族(?)の父親まで登場し、意味不明のバトルのあとつまらないワザの伝授。
何だと思ったら、神楽が万事屋事務所で寝ていて…って、夢オ○?
Bパートは近藤・土方・沖田の三人が目覚めたら、女神を自称するヌードの女性が立っていて、3人3様の反応のあげく、お茶の間ドラマになりかかると、「女神」が過去につきあったという貧乏神や死神、酒の神などが出てきて、またややこしいことに。
結局おなじみのアイマスクをかけて寝ていた沖田総悟が目覚めて…ないですが、とにかくこれも夢○チでは?
来週はひさびさに桂や長谷川さんなどのセミレギュラーが出るようで、こちらに期待したいです(笑)。
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さよなら絶望先生 ドラマCD「絶望劇場」2008.01.16 Wednesday
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JUGEMテーマ:漫画/アニメ
ゲットしました、「絶望劇場」。
アニメ『さよなら絶望先生』のキャストによる絶望的ドラマCDです。
第2期が始まって、ファンとしてはウレシイかぎりなのですが、原作もアニメもクオリティが高いこの作品世界は、音声だけの再現でも独特の味わいがあります。
今回収録されたのは6編。各話ごとに演出も冴えています。
特にお気に入りは「惜しみなくチョコは返す」と、「ツルムの小心」。
前者はバレンタインデーが近いこともあって季節ネタのようですが、糸色先生お得意の奇妙な論理で「愛のクーリングオフ」が提案され、何でも利益にしようとする製菓会社のワルノリで、しまいにはあらゆる事が撤回できる制度に発展します。
自分に都合よく解釈しては迷走するキャラ芝居が楽しい。
後者は台風時の集団下校に始まって、何でも「つるむ」ことにより弱者のはずが数の暴力を行使しだす「ダメ集団的自衛権」が、政治・社会や流行まで幅広く皮肉な視点で笑わせられました。ラストの多重人格でいろんなキャラとなって(一人なのに)「集団訴訟」するカエレの演技が聞きどころ。流石は小林ゆうさんです。
他にも「今の武蔵野は闇である」で、幼い日のトラウマ体験を語る小節さんの後藤邑子さんの独白とか、存在感うすき臼井くんと存在感濃い万世橋くんの二役(というか他にも色々)の上田陽司さんの演技も聞きもの。もちろん絶望先生の神谷浩史さんは、セリフで成立するメディアだけに大車輪です。
ただし一旧さん役でアニメにも登場した杉田智和さんの声を聞くと、まだキャラが出たばかりで見た目がなじんでないせいか、CDドラマでは何だか銀さんが特別出演しているような妙な気分に(笑)。驚きあわてるセリフなんか特にそう。
他のキャストも持ちキャラはもちろん、それ以外のエキストラ的演技も生き生きと演じられていて、何度でも聞いて楽しんでしまいます。
さらに今後のアニメへの期待度が高まってしまいました。
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