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『風林火山』サントラCD完結編

評価:
千住明,TVサントラ,沖仁,上妻宏光,千住真理子,チェン・ミン
EMIミュージック・ジャパン
¥ 2,621
(2007-12-05)
JUGEMテーマ:音楽
今年の大河ドラマ『天地人』の第1回を見て、その勇壮なテーマ曲にワクワクしたのですが、思い出すのは2007年の、やはり同じ戦国時代を舞台とした『風林火山』。
このテーマ曲も、大河初挑戦とは思えない千住明氏の素晴らしいメロディが良かったと感じました。

そのサウンドトラックも同年に購入して聞いたのですが、クライマックスの川中島合戦をより盛り上げてくれるドラマ後半のスコアが収録された「完結編」が出ています。
上記のごとく決戦となる川中島をバックアップするだけに、勇壮なのはもちろん、 主役の山本勘助や武田信玄、その好敵手たる上杉謙信をイメージした曲がいっぱいです。
とりわけGacktが演じてその独特な雰囲気が好評だった謙信は、彼の信仰する毘沙門天の名をつけたスコアもあり、これも神秘的なメロディラインで聞かせてくれます。
目を閉じて聞いていると、謙信(政虎)が単騎で武田本陣に突入し、信玄との名高い一騎打ちをするシーンが浮かんでくるようです。

こういうのを聞いていると、今年の『天地人』サントラCDも、大島ミチルさんのテーマが迫力あり美しいだけに、早くほしくなってしまいますね。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 20:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
『風林火山』総評(後編) 上杉・北条・今川家など
上杉軍
先週につづき、大河ドラマ『風林火山』の総評です。
後編は上杉家をはじめとする各勢力についてということで、イラストは上杉政虎と宇佐美定満にしました。今度もあまり似ていませんが(笑)。

主人公が軍師をつとめる武田軍と最後のクライマックスで対決する上杉軍(途中までは長尾軍)は、ミュージシャンのGacktが謙信だったり、軍師・宇佐美役に急遽(?)緒方拳氏が起用されたり、話題性でも武田勢に負けていなかったように感じます。
いろんな評価はありますが、まずはよく戦って、新しい川中島合戦の映像を見せてくれたのではないでしょうか。

また、最大のライバル軍として当然それなりの陣容を約束される上杉家とちがい、ひょっとすると今年も簡単に扱われるのでは…と危惧した北条・今川の両家も、なかなか魅力的な描き方でした。

私がこの『風林火山』を見始めた第1回で、内野勘助の魅力とともに一番うれしかったのは、「軍師」山本勘助のドラマらしく、いくさの場面で緊張感や戦術の演出に気を配ってあったことや、主役側である武田家と対決する駿河今川と相模北条の両家の軍勢がきちんと手ごわい相手として描かれていることでした。

やむを得ない場合もあるけど、どうしても安土桃山時代がメインのドラマでは、無能なため(?)あっさり桶狭間で信長の奇襲に壊滅する今川軍だったり、秀吉の小田原攻めになすところ無く滅亡する北条家だったします。
しかしこれらの戦国大名がそんなに無能で脆弱だったら、信長や秀吉の苦労や天才性がかえって理解しにくいし、何よりこのドラマは同じ戦国時代といっても世情はかなり時代差・地域差があるので、盛り上がりようもありません。

初期のストーリーが原作にないオリジナル部分を奔放に描き、若き勘助があちこちに出没して活躍する展開は、歴史の考証などおいて置いても、面白さは圧倒的でした。
まさか今川家の「花倉の乱」が描かれたり、北条氏康が大勝利した「川越夜戦」を見ることができようとは……。

人物も、切れ者の今川義元に黒衣の軍師・雪斎、女戦国大名ともいわれた寿桂尼の今川トリオなど、策謀の鋭さとともに存在感は大きいものでしたね。
また、氏康の軍略に敵わず敗退する山内上杉家の憲正も面白いし、そのふがいない当主に忠義を尽くして孤軍奮闘する長野業政が登場して真田幸隆と関わったのもうれしいエピソードでした。

こんな魅力的な大河ドラマが来年はもう見られないとは、わかっていても惜しいです。
拙い総評も、もう終えますが、せめて日曜ごとに楽しく感想を書いた思いを少しでも持続できるよう、2008年からは「大河ドラマあれこれ」と題した記事もカテゴリに入れようと思っています。

次の大河が幕末を舞台にした『篤姫』ということもあり、2004年の大河『新選組!』のことや、翌年の『義経』、さらに去年ほとんど見たけどブログは始めてなかったので『功名が辻』についても書きたいです。さらにもっと過去の思い出に残る大河ドラマも……。

そんな記事を書いたら、また少しでも読み流していただければ、さいわいです。
総評までご覧くださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 23:01 | comments(2) | trackbacks(1) |
『風林火山』総評(前) 山本勘助と武田軍
武田軍

先週ついに最終回をむかえた『風林火山』。
私にとって近年の大河ドラマでは、もっとも魅せられた作品でした。途中からではありますが、毎週日曜の夜に見終えたあと感想を書き続けたのも、大好きだったゆえです。
それだけに終了はなんとも寂しく、せめて総評なりと書いて、自分なりにまとめようと思います。ついでですが、前編は武田軍中心に述べたこともあって、私の描いた武田信玄と山本勘助のイラストなど付けました。なんだか背景も人物も白くて恐縮です。

さて、何といってもこのドラマの良さは、主役である山本勘助の生き様を演じきった内野聖陽氏の魅力と、脚本の大森寿実男氏の力量にあると思います。
それが第1回から画面をとおして炸裂し、これは見のがせないという気にさせられました。

真っ先に評価したいのは、今までの大河でよくあった現代の価値観によるセリフやお仕着せを廃したこと。つまり名だたる武将が戦う前から「平和のために」とか、「天下万民のため」などと理想ばかり口にしていたことです。
もちろん戦争は悲惨であり、平和を希求するのは人として当然ですが、それも現代のように安定した社会や思想があってこそ言える事。当時は民主制も選挙もなく、身分制は厳しく経済も不安定で、いくさは政治活動・経済活動の側面も大きかったでしょう。
今回の大河は、主君のためならきわどい謀略にも手を染める勘助を主役にして、善も悪も美点も醜悪さも併せ持った人間を描きました。

勘助が仕えた武田信玄も、市川亀次郎氏の熱演により存在感を示しました。
また、晴信時代は父の信虎や板垣や甘利の両雄が、それぞれ達者なベテラン俳優陣によって見事に中盤までの物語を盛り上げましたね。
さらに途中から武田軍に加わった真田幸隆は、妻の忍芽とともに魅力的な役柄だったし、意外な(?)活躍と言動で楽しませた相木の存在も忘れられません。

後半にかけて徐々に世代が交代していきましたが、晴信の弟という地位ながら兄に最後まで忠実だった信繁とその守り役の諸角、冷徹にみえて悲運だった小山田、闘将タイプの馬場や鬼美濃に文官ともいうべき駒井など、まさに多士済々でした。

最初から出ていたのに最終回の、それもラストに感動をくれた葛笠村の伝兵衛と太吉も、本来放浪者であった勘助の大事な仲間でしたね。
葛笠村といえば、やはりミツも忘れがたい女性。ドラマ最後のセリフも、あの第1回から続くエネルギーを見事終息させてくれました。

あと、これは武田の敵側ですが、村上義清は登場時に大きな存在感がありました。
ただし、敗退後は仕方ない面もありますが越後軍の影にかくれてしまい、川中島の最終局面で再登場したものの、板垣や甘利を討ち取った相手にしてはあっさりした扱いで残念。
小笠原義時は、扮する俳優さんがうまいこともあって、小人物ゆえの哀歓を最後まで楽しませてくれました。
最後になりましたが、千住明氏の『風林火山』テーマはじめ、素晴らしい音楽も書かなければ手落ちになりますね。

何だかんだと勝手な意見ばかりで恐縮ですが、こんなにのめり込めたのも素晴らしいドラマだからだし、私の拙い感想記事に何人もの方からTBやコメントをいただいたのも有難い思い出となりました。
もちろん私自身が、その方々を含め多くの皆さんの楽しく興味津々のレビューを拝見できたことも忘れられません。

こうして綴ってみても、本当にここで書ききれない感動があるものですね。
来週は総評の後編として、上杉・北条・今川などの各勢力につき、主人公との関連も含め書くことで『風林火山』感想の書き納めとしたいと思います。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 00:16 | comments(4) | trackbacks(2) |
『風林火山』 決戦川中島

ついに最終回を迎えた『風林火山』。
山本勘助の最期が描かれます。

信繁と諸角を失い本陣も危うくなった武田軍を救うため、勘助は自ら敵陣に攻め入る決意をしました。
信玄にそのことを告げ、伝兵衛や太吉を率いて、勘助は馬を進めます。
そこへ太郎義信が現われ、自分が敵本陣に突撃すると言いますが、勘助は必死の形相で「義信様が御本陣を守らずに誰が守るのです」と、諫言。義信をさがらせます。

かくて勘助は馬上で剣を抜きはなち、ただ一騎となって上杉軍に突入しました。
そのころ政虎は、「もはや潮時。兵を退かれては」と、進言する宇佐美の声を聞きながらも、「皆の者、われに続け!」と騎馬で旗本や馬廻りをひきいて突撃。
両者はすれ違い、勘助は「兵を退け。一国を滅ぼして何のために戦うのか」という宇佐美の論難をやはり聞き流し、政虎のあとを追います。

甲斐では、三条夫人が於琴姫のもとを訪れたりしていました。
勘助は由布姫の幻影にまた止められたり、大井夫人と話した日のことを思い出したりしますが、戦いに集中したほうがよいのでは。

妻女山から引き返す別働隊は、途中で待ち受けた村上義清隊に阻まれ、激闘に。
そのころ政虎は乱軍のなかを駆け抜け、孫子の旗がひるがえる武田本陣に突入。
馬上から太刀を振るい、信玄に斬りつけます。これを軍配で受ける信玄。
名高い川中島の一騎打ちです。
しかし武田の旗本たちがとって返し、政虎の馬を突いたため、ついに両者は物別れに。

勘助は、直江実綱に兜を落とされ、馬も失って徒歩となります。
それでも悪鬼のごとく戦い続ける勘助。
やがて何人もの敵を倒したものの、矢がささり、槍で疲れました。
崩れる勘助のはるか向こうに、白馬にまたがった政虎が見えます。

さらに傷を負い、鉄砲の音が。勘助の眼帯がはずれ、その体は大きく前のめりに倒れました。
そのとき勘助の目にうつったものは、厳然として武田本陣にひるがえる風林火山の旗。
そして、ついに戦場に間に合った別働軍の姿。
先頭を駆けるのは真田隊の六連賎でした。
甲斐ではリツが摩利支天から何ごとかを感知します。

戦場から上杉軍は撤退し、残った武田軍の諸将は信玄のもとに集まります。
そこへ伝兵衛が勘助の胴体を、太吉が首を取り戻して帰りました。
その軍師の死に涙しながらも、信玄と諸将は、勝鬨をあげます。

長き川中島の戦いは終わり、おのれの夢を精一杯追った山本勘助は、生き抜いて、散っていきました。最後にうつった第1回の笑顔が印象的でした。
多くの懐かしい顔ぶれが回想で登場し、最終回にふさわしい幕でしたね。
来週、この大河ドラマの総評をかこうと思います。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 23:52 | comments(3) | trackbacks(3) |
『風林火山』死闘 川中島

ついに勘助は、謎の老婆おふくから聞いた「川中島の霧」を利用し、史上名高い「啄木鳥」戦法で上杉軍を撃滅する策を立てます。
信玄は、勘助と意見の対立が多い馬場でさえ賛同したこの策を承認。
武田陣営は、ただちに出撃準備にかかりました。

しかしその頃、上杉本陣の宇佐美のもとへ、おふくが面会を求めて現われます。
この二人は旧知だったらしく、宇佐美は親しげにおふくの気象予報を聞き、報酬も気前よく与えました。やはり容貌どおり油断のならぬこの老婆は、情報の二重売りに来たのです。
さらに宇佐美から状況説明を受けた政虎は、武田陣営にあがる炊煙の多さを見てとり、敵軍の行動を予知。

そうとは知らぬ武田軍では、出陣前の腹ごしらえにかかっていました。
勘助は、策士仲間の真田や相木と食事をともにして、回顧談にふけります。
相木は海ノ口城の攻防を、幸隆も勘助と初めて会ったころのことを懐かしげに語りますが、こういうシチュエーションはいかにも最後の別れになりそうです。

それを言えば、信玄のもとには信繁が訪れ、ひさしぶりに兄弟二人で杯を交わして語り合います。信虎追放以来、変わらぬ忠義を尽くしてきた信繁に、信玄は「そちの命を守ってくれよう」と、亡き母の袈裟で作った黒母衣を渡します。目を潤ませて受ける信繁。
このシーンは、1年間武田家の兄弟を演じてきたふたりの俳優の熱のこもった芝居で、胸の熱くなるものでした。

かくて妻女山に向け、真田と相木、飯富、そして香坂弾正らが出撃します。
勘助は陣頭で香坂を見送り、軍師の後継者というべき香坂の武運を祈りましたが…。
その頃、上杉軍も移動を開始。江戸期の頼山陽がうたった「鞭声粛々夜河を渡る」の場面となります。
上杉軍は、旗や篝火を立てておき、あたかも陣はそのままであるかのように偽装。
さらに近づく武田軍の物見(偵察兵)は次々と討ち取り、その移動を隠します。

同じ頃、真田の妻の忍芽は、漠然とした不安を葉月に語ります。
その不安は的中しており、真田や飯富は、もぬけの空となった上杉陣地を発見。
ただちに山をおりようとすると、いくさの音がかすかに…。

翌早朝、八幡原に陣をしいた信玄と武田本軍。
勘助は、妻女山への別働隊が奇襲に成功すれば、そろそろ銃声などが聞こえるはずと耳をすましますが……。
そこに伝令のムカデ衆が駆けつけ、霧深い向こうの野に騎馬武者が見えたと報告。
さすがの勘助も愕然とします。そして、しだいに晴れる霧のむこうには上杉本軍が突撃態勢で出現。
これには隻眼の軍師も動揺しますが、信玄は、「そちは軍師ぞ。うろたえてどうする」と一喝。われに返った勘助は、鉄砲隊を信玄の指示どおり配列します。

別働軍が妻女山から戻るまで、上杉軍の攻撃を支えるしか今は手がありません。
車懸かりの隊形で猛攻撃を開始した上杉軍の先鋒は、越後きっての猛将・柿崎景家。
武田軍は先陣が迎え撃ちますが、しだいに浮き足立つ様相に。
このとき、信繁が信玄に出撃を告げに来ました。

信玄は黒母衣を忘れぬよう念を押したのですが、信繁は自分の命よりその母衣を守りたく、旗本の一騎に託して後送します。
そして群がる敵兵の列に突入し、奮迅の活躍をみせますが、ついに後方から槍で突かれて、よろめきました。その姿を見た老将の諸角は、救援すべく本陣から突撃して奮戦するも、自らも乱軍のなかで槍を受けて討ち死にします。
そして信繁もまた、柿崎の刃により落命しました。
両軍の激突は、ついに山場を迎えます。

さすがに今日は、スケール感と巧みなCG処理映像などで、川中島の激闘をよく再現する迫力に満ちた回となりました。
次週、ついに最終回ですね。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 22:04 | comments(6) | trackbacks(5) |
『風林火山』 いざ川中島

ついに第4回川中島合戦のときが来ました。
上杉軍は1万8千。あえて自らの退路を断つ布陣で、武田本軍の来着を待ちます。

躑躅ヶ崎館の軍議で、勘助は「このたびは敵も決戦を挑むのが目的。海津城は落としますまい」との観測を述べます。
諸将は決戦に向け覚悟を決めていますが、武田家の兄弟もそれは同じ。信廉は、今回は自分も参陣すると申し出ました。
回想シーンで飯富は、幼い太郎に不動明王像の姿の意味を説いています。

その不動堂で祈っていた信玄のもとへ三条夫人が。
とついで来て、もう20余年。これまでかけた苦労を詫びる信玄に対し言葉少ない三条ですが、「私のために勝って帰ってきてください」と、信玄の目を見つめて願います。

そして勘助は、リツから香坂との婚礼の決意を知らされ、翌朝そのリツや太吉の妻らに見送られながら屋敷を後にしました。いよいよ隻眼の軍師も最期の舞台へ……。
と、思ったら諏訪に寄って由布姫の墓に参っていました。
しかし立ち去りかけたとき、光とともに姫の幻影が眼にうつり、しかも「なりませぬ」と引き止めるような言葉をかけられます。呆然とする勘助。

そこへ初陣の勝頼が、母の墓に参るため現われました。
とっさに勘助は、「お屋形様のご命令」などと嘘をつき、勝頼に諏訪へ残るよう話します。信玄は、これを事後承諾しました。姫の幻影が伝えた危険を思い、勝頼を独断で残したということでしょうか。

その夜、勘助の報告後に信玄は駒井と語り合い、いままでの忠義を賞します。
駒井は「人を見抜く目をお持ちの、お屋形様なればこそ」仕えることができたと返し、さらに「今度の合戦では、ご自分でそのことを知られるでしょう」と告げました。
上田で信濃の諸将が参陣。真田幸隆の部隊も、六連銭の旗印をなびかせて戦列に加わります。武田本軍は2万に。

武田軍は敵の退路を開けますが、上杉側はその誘いにのらず、全軍が妻女山に登りました。宇佐美と勘助は互いの手の内を読み合い、動いたほうが負けると判断。
政虎は、黙然と琵琶を弾いています。
しかし、上杉軍はしだいに食料不足になっていき、武田側も一部はじれてきました。
そんな中、お久しぶりの相木が「原美濃どのが生きております」との報告を持ってきました。喜んだ信玄は勘助が迎えにいくことを許します。

鬼美濃は、里の老婆に助けられていました。
しかしその老婆は、ただの村人ではありません。民間療法の老女らしいですが、本当に傷が直せるのか疑問なくらい不潔な小屋に、怪しげなムカデの薬や謎の煮汁を作って暮らしています。さすがの勘助も毒気を抜かれそうです。

ところが、鬼美濃を助けた謝礼を要求して手を出すその老婆に碁石金を渡した勘助に、鬼美濃は意外なことを言いました。「このおふくは、当地の天気もぴたりと当てる」と。
さっそく何枚かの金を追加して川中島の気象予報を訪ねる勘助。
おふくは、明日には深い霧が晴れると予想しました。

かくて史上名高い啄木鳥戦法が始まる…のでしょうか。
今回、いっさい戦闘はないまま、すべて来週に持ち越しました。
予告映像を見ても戦局がどうなるか、なかなか分かりませんが、ともかく勘助にとって最期の大決戦が幕を開けます。見とどけるしかありませんね。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 21:50 | comments(7) | trackbacks(7) |
『風林火山』決戦前夜

今週は、最終決戦にのぞむ両陣営それぞれの人物の決意や表情を、くまなく描く回でした。

関東の名族の成田を馬上から引き下ろして鞭で打ったことにより、上杉勢に参陣していた関東諸将は、次々と政虎のもとから去ります。
当の成田にいたっては、人質として政虎の本陣にある妻の伊勢を残して引き払うしまつ。

直江の報告に、さすがの政虎も歯ぎしりしますが、そこへ柿崎がとり残されていた伊勢を引き立てて来ました。政虎は、「そなたの夫は無礼をはたらいたうえ味方を裏切り、そなたを見捨てた」と、難じますが、伊勢は動じません。
かえって政虎に「裏切りの罪は私が斬られてつぐないましょう。されど、成田家はいにしえの源氏の大将八幡太郎義家公にさえ、馬上の礼が認められた名門。無礼なのはそれも知らぬ貴方のほうです」と、言い切ります。

政虎は顔色が変わったものの、無礼討ちにしようと太刀を抜いた柿崎を制止し、伊勢の言葉に耳をかたむけます。そこへまた、武田が信濃国境の城を攻略し、さらに越後領内を荒らしているとの急使が。
政虎は「わしの負けじゃ」と自らの非を認め、伊勢は成田家に帰すよう誓ったうえ、宇佐美らに上州を経て全軍帰国するよう命じます。

かくして新たな関東管領による小田原攻めは終わり、北条陣営では労いの宴が。
氏康みずから舞いを披露し、重臣の清水も「今宵は酒もいかがで。武田の牽制で助かりましたな」と笑顔ですが、氏康はかぶりを振りました。
「おのがために上杉軍を信濃に引き寄せたのじゃ。もし武田が次の合戦に勝てば、今度はこの相模を越後や駿河同様に侵略するぞ」と断言。さすが名将、冷静に状況を読んでいます。

そのころ武田陣営では、今回の論功行賞がおこなわれ、城を調略する手柄のあった伝兵衛には碁石金が気前よく与えられました。どうやら葉月の「内助の功」のおかげのようです。
真田家では、忍芽と話していた幸隆のもとへ、上州で世話になった長野業政の病死が伝えられました。幸隆は旧恩を思って涙を流します。

また勘助は、香坂弾正を家に招き、リツと夫婦になってくれるよう話ますが、「わしの全ての奥義を与えるのはリツを娶わせること」などと素っ頓狂な言い方をするため、次代の青年軍師も目が泳いでいます。話し合ったすえ、香坂は「リツどのが気に入りました」と承諾。諦観しかけたものの、やはりリツは複雑そうです。

一方、越後では政虎が幼い景勝の手習いを見て目を細め、「ようできた。わしが手本を書こう」などと、珍しいことを言います。
これには景勝の母で政虎の姉である桃も驚き、「そなたは変わりましたな。いかに軍神でも怒りだけでは勝てぬ。慈悲の心も大事」と諭しました。関東での経験が政虎の心境をすこし変化させたようですが、自らを毘沙門天の使いとする基本姿勢は変わりません。それは後のシーンでも示されますが。
また、ついに次世代の景勝が登場したわけで、再来年の『天地人』に繋がる描写にも思えます。

矢崎家では、平蔵がヒサに出陣を告げ、十五郎やミツのためにも死ぬなと言われています。「わかっている」と答えた平蔵ですが、驚いたことにこのあと催された出陣式では春日山城の中庭に参集した物頭クラス(全員が兜でしたから、おそらく)の最前列にいました。そんなに偉くなっていたのかな?
直江が、宇佐美が、今回はまさに乾坤一擲の勝負であることを布告し、最後に登場した政虎は「運は天にあり。鎧は胸にあり。手柄は足にあり…」と謙信らしい得意の口上を述べ、全軍を鼓舞します。
(なんと青の鎧直垂に銀の南蛮甲冑でした。前回の上洛時に堺で購入したのでしょうか)

上杉軍が大挙出陣したことは、狼煙によって甲斐へ伝達され、信玄は部将を招集して軍議を開きます。そして今回こそ決戦として、勝利をえる決意を披瀝。
いよいよ次回、川中島に両軍が着陣して最後の決戦へ。
予告画面からも、さすがに緊迫感が伝わってきました。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 21:37 | comments(8) | trackbacks(5) |
『風林火山』 関東出兵

勘助は晴信と今後の対越後戦略をはかり、信濃の最前線で香坂弾正に川中島を抑える海津城を構築することを命じます。いよいよ最終決戦にむかって動く武田陣営。

いっぽう、関東管領の地位を正式に受けることになった景虎は、永禄3年8月ついに関東に出陣。上州の厩橋城では続々と集結する北関東の諸豪族の挨拶を受けます。
その中には、上杉家に長く忠義を尽くして北条軍と戦い続けた長野業政の姿も。
景虎に奉じられてこの地に戻った上杉憲政は、さすがに長野の顔を見て感無量の表情に。
しかし、そんな長野に景虎は「本日よりそなたの主君はわしじゃ」と決めつけ、並み居る諸将も憮然としますが…。

宇佐美は平蔵に「殿はおごっておられる」と、不安をもらしますが、その兆候は意外なところでも。
途中で鎌倉以来という関東の名族、成田氏の居城に立ち寄った景虎は、その奥方の伊勢に心を奪われたか、陣中にともないます。直江は、「殿の母御前によく似ておられる」と言っていましたが、それが理由なのでしょうか。

そして翌年3月、小田原に籠城する北条氏康に対し、10万の大軍となった越後・関東豪族軍は激しく攻めかかりました。
これに対して北条軍もよく防戦し、景虎が伊勢に語ったごとく3日で陥落するようすなどありません。さらに冬の寒さもくわわり攻撃側の士気は落ちていきます。
小田原という大要塞に敵をひきつけ、寒さや兵糧の補給難も合わせて防戦を展開する北条軍は、あたかもナポレオンの大軍をロシアの奥深く引き込み、冬将軍の威力とあわせて反撃する帝政ロシア軍のようにもみえます。

武田軍は信濃で越後方の城を、真田と相木が得意の策略で落として、北条を援護します。
「3日で落ちる」のでないことを伊勢に指摘された景虎は、なんと敵軍の矢と鉄砲玉が飛来する城門前で酒杯をかたむけ、悠々と飲んでみせます。
これには流石の氏康も驚きますが、攻城の助けになりはしません。

そして鎌倉の鶴岡八幡宮に参拝した景虎は、正式に上杉家の名跡をつぎ、ここに上杉政虎と名を改めます。
その帰途、沿道で民や豪族も伏して見送るなか、伊勢の夫の成田が馬上のままでいたのを見とがめた政虎は、馬から引きずりおろして激しく鞭で打ちすえます。
「これが関東の命運をかえることに…」と、ナレーションで言っていましたが、どうなるのでしょうか。
来週は「決戦前夜」。いよいよその時が近づいてきたようです。
posted by: ふるゆき | 風林火山 | 23:53 | comments(8) | trackbacks(4) |