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第二次大戦の特殊作戦2015.10.18 Sunday
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評価:
白石 光
イカロス出版
¥ 1,749
(2008-12-05)
第二次大戦中に実行された特殊作戦をまとめた本です。
イギリスのSASやコマンド、アメリカのレンジャー、日本の空挺部隊にドイツのスコルツェニー中佐のさまざまな特殊作戦の物語。
作戦の内容や経過だけでなく、使用された武器や装備も解説してあります。
また、巻末にそれらの作戦を題材にした映画の紹介があるのも良い点です。
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シンドバッドの冒険2015.08.16 Sunday
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この夏、シンドバッドの冒険を題材にした懐かしい特撮の洋画を見ました。
そういえば、同じこの物語で、アニメの劇場版も製作されたとのこと。
映画やアニメ、各種ゲームに豊富な作品がそろっている現代ですが、それぞれの国や地域で昔から愛されてきた冒険やファンタジーの物語も、原典としての味わいが深いですね。
子供から大人まで、魅了してやまないのは普遍性ある価値をはなつ作品だからでしょう。
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マンガで名古屋のうんちくを2015.08.09 Sunday
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前にプラモデルのうんちくをコミック化した本が面白かったので、この『うんちく 名古屋』も購入しました。
おなじみのキャラが、地名の由来や名古屋めし、意外なトリビアから戦国時代より江戸期をへて現在にいたる名古屋の歴史も語ってくれます。
絵のタッチも好みで、ちょうど良い軽妙なノリが知識の羅列になりがちな画面を、うまくまとめて流れるように読めました。
これで、もう少しページ数があったら、もっとウレシイのですが。
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げんしけんの卒業旅行?2015.07.12 Sunday
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『げんしけん』第18巻は、クッチー先輩の卒業旅行です。
吉武ちゃんの企画で矢島っちの家にお世話になることに。
それを聞きつけたアンジェラや笹原妹、そして斑目先輩まで同行。
楽しくも不可解な大騒ぎが続くなか、クッチーの音頭で乾杯を。
次回に続くので、これからが楽しみです。
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『へうげもの』第20巻2015.07.05 Sunday
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『へうげもの』も20巻を数えました。
大久保長安の陰謀が露見したり、東西の緊張が高まるなかで、ついに史上有名な鐘銘事件の前夜をむかえ、大坂の陣も目の前です。
しかし、今回で一番おどろいたのは、高山右近のルソン出発でした。
古織さまたちが見送りに来てくれて、上田宗個の茶杓なども渡されたのに、突如として不機嫌になるそのわけは?
さらに、謹厳実直だった将軍秀忠が、意外に数寄の道に目覚めるなど、目の離せない展開。
はやくも、次の巻が楽しみです。
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『サイボーグ009』も50周年2014.10.16 Thursday
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評価:
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三栄書房
¥ 980
(2014-09-30)
石ノ森章太郎先生が描いた不朽の名作『サイボーグ009』も、誕生から50年。
記念すべき節目の年に、保存版のムックが出ました。
キャラや各ストーリーの紹介はもちろん、埋もれていたマイナー読み切り作品の掲載や、こちらも30年あまり前になる昭和アニメ化での009と003を演じた井上和彦さんと杉山佳寿子さんの対談、関係者のインタビューなど、多彩な記事がのっています。
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『華麗なるナポレオン軍の軍服』2014.10.10 Friday
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ナポレオンの時代に絶対王政から続く華麗で奥深いミリタリー・コスチュームは、なかなか日本では全容がつかみにくいもの。
しかし、ここに紹介する一冊はその決定版といえる素晴らしい新刊です。
著者のリュシアン・ルスロ氏は、フランス陸軍公認画家というだけあって、考証が困難な複雑で膨大というべき当時の軍服を、見事なイラストで緻密かつ壮麗に再現しています。
その成果を一冊の本にまとめるにあたり、正規軍と皇帝親衛隊とに大別して、それぞれの基本兵科である歩兵・騎兵・砲兵を軸に、憲兵や輜重兵に工兵などの支援部隊、そして幕僚までの幅広いカテゴリーとその制服の軍帽や徽章、装備に馬具まで緻密に描いてあり感動的。
歩兵が戦列歩兵と軽歩兵に、騎兵が竜騎兵に槍騎兵と胸甲騎兵などに分かれているため、それぞれの姿が正確に描かれているこのイラスト群は、歴史好きな方や、とくに漫画やイラストにこういうキャラクターの場面を描きたいと思う人たちには、このうえない参考資料となるのは間違いありません。
このフランスで出版されていた著書を日本語にするという大変な作業をまとめあげた 翻訳家の
辻本よしふみ氏・辻本玲子氏のお二人は、『軍服の歴史5000年』などの名著をすでに出されている方々なので、その翻訳の正確・親切で丁寧なことは、読者にとって大きな助けとなっています。
おそらく今後もこれほどの成果を一堂に見られる著書は、ながく出ることもないでしょう。
ぜひ、こういう分野に関心がおありの方、その手にとって参照していただきたい名著です。
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『ガンダムを創った男たち』下巻2014.08.28 Thursday
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評価:
大和田 秀樹
KADOKAWA/角川書店
¥ 713
(2014-01-24)
『ガンダムを創った男たち』の下巻は、クライマックス。
視聴率の不振だった作品が、その後の人気沸騰で映画化となり、しかも3部作という前代未聞の上映スケジュールをこなしていくスタッフにキャスト、そしてガンダムが心から好きで全力応援するファンたちの熱い日々が描かれます。
頭角をあらわした実力アニメーター板野氏のエピソードなどもはさみながら、1981年2月22日の新宿アルタ前広場におけるアニメ新世紀宣言まで一挙に盛り上げる展開は、ギャグが得意な作者ながら感動的なフィナーレへ。
この巻にも『トミノ伝』の後編が掲載されていて、そちらもガンダム裏話的な短編でおおいに笑えますよ。
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